
英語が喋れない?そうか、でも行け
重工メーカーで設計者として働いて数年
海外現地で、ひとりで、トラブル対応の仕事がふられました

行ってみたら案の定、言葉は通じず、顧客からはキレられ、解決の糸口は見えないまま終わりました
そんな地獄の出張が、私のキャリア観を根底から覆し、アラサー機械設計者がコンサルティング業界を目指すきっかけの一つとなりました
今回は、泥臭い現場経験をした私が、なぜ今「コンサル転職」に挑んでいるのか、その経緯をお話ししていきます
未経験ハードワークが転職ハードルを消し飛ばした

個人的に大変難しい、未経験の業務を経験した結果、「これができるならどこでも行けるな」という実感を得ることで、未経験業界への転職ハードルがなくなりました

さらに、問題解決の原体験にもなり、コンサル転職を志すきっかけにもなりました
この考えに至った理由は、次の3つ
- 全力でも解決できない「無力さ」を知る
- 未経験業務でも「できなくはない」という感覚
- 「問題を構造化して解決する」原体験
順番に解説していきます
全力でも解決できない「無力さ」を知る

自分にとって本気で取り組んでも解決できない問題があるという「無力さ」を知ることで、転職のハードルが消し飛びました
というのも、「自分の関わるモノで、近い仕事でも何もできないなら、どんな仕事でも同じやん」と、良くも悪くも、業種・職種の区切りが消失

いままで、機械設計という職にこだわりはないと思っていました
が、昔あこがれた仕事ではあったため、固執していたのかもしれません
この仕事での強烈な無力感が、あらゆる仕事の垣根を消し去り、転職を考えるトリガーとなりました
未経験業務でも「できなくはない」という感覚

今までまったく経験のない仕事でしたが、「できなくはない」と思えたことが、未経験の仕事に対するハードルをなくしてくれました
というのも、それまで現地トラブル対応の経験はゼロ
また、正直トラブル対応は課長クラスや、アフターサービスの領分だと思っていたので、やる前から身に余る仕事と思っていました

しかし実際に現地に行って、帰ってくることができて思ったのは、未経験業務でも全力でやれば「できなくはない」ということ
どんなに厳しい状況でも、考え、行動し、修正することで前進できたので、未経験な仕事でも「やればできそう」という自信を持てる、大きな経験となりました
「問題を構造化して解決する」原体験

「問題を構造化して解決していく」原体験をしたことが、コンサル転職を考えたきっかけになりました
現地トラブルを解決するために、とにかくお客様から聞いた問題をすべて書き出し、リストにまとめて解決していくことを考えました
他の人の支えもありながら、作成したリストのうち何個かは原因が見つかり、「解決への糸口」を提示でき、それについてはお客様からもお礼をいただきました
そこで気づいたのは、今の時代、本当に求められる人材は、「決められた手順に従って正確な仕事ができる人」よりも「モノをよく知り、課題を整理し、解決を導くことができる人」ということ

また、このような問題を防ぐことができるような、新しい仕組みを作れる人が、より大きな価値を生むことも感じました
さらに、複数の問題を一つの根本原因で説明できる気持ちよさや、トラブル防止となる新たな仕組みを作り、それが大ヒットした時も、仕事の面白さにも繋がると感じました
結果、この海外での泥臭い経験が、コンサルタントという職業を目指すきっかけとなりました
コンフォートゾーンを捨てるため転職する

幼い子供がいる今、快適な会社を辞めて転職する理由は、コンフォートゾーンから逃れるため
今の会社は居心地が良いです
- 「幼い子供がいるから」という理由で、残業を減らしても誰からも文句を言われない
- 勤務時間に対してそれなりの給料
- めちゃくちゃ嫌な仕事は振られませんし、締め切りが厳しい仕事もほぼありません
子供や家庭を守るためには、仕事の負荷を下げることも重要です
しかし、だからと言って楽な仕事ばかりしているのは、違和感を覚えました
というのも、5年後、10年後、育児が落ち着いた時に「さあ、全力でやろう」と思える気力が、今の自分に残っていない恐れがある、と考え至りました

さらに、この楽さに慣れてしまうと、しんどいけれどやりがいのある仕事に復帰できないと思ってしまいました
また、楽で簡単な仕事に、1日8時間以上費やすのは、カッコよくもなければ、面白くもないと実感
結果、アラサーという、ぎりぎり伸びしろがある時期を、コンフォートゾーンで過ごすのはもったいないと感じ、子持ちアラサーという状況でも転職を志しました

うちの会社ではこのような働き方は少数派、というのも大きいです
独身者や、家庭があっても亭主関白な方が多く、ほとんどの方は残業ありきで働いています
また、結果を出した人ではなく、残業している人が昇進しています
まとめ:自分の「力量のリアル」を体験することから始まる

自分にとって超ハードな仕事を経験することで、コンサル転職を志すようになりました
理由は次の3つ
- 全力でも解決できない「無力さ」を知ることで、職種の垣根をなくす
- 未経験業務でも「できなくはない」という感覚で、業界の垣根をなくす
- 「問題を構造化して解決する」原体験から、コンサルを目指す
言葉が通じず、経験もない仕事を、たった1週間だけでも経験しただけです
ですが、言葉が通じ、自分が多少詳しい領域に関係する未経験業界への転職は、何も怖くないと思います
もし、あなたが今の仕事に「物足りなさ」を感じているなら、今までのあなた経歴を他人に話してみてはいかがでしょうか

ここで言う他人は、転職エージェントがおすすめ
自分では当たり前だと思っていた「現場でのトラブル解決」や「しんどい仕事」が、他の業界では高い価値があり、思わぬ良い仕事に出会えるかもしれません
一歩踏み出すのは勇気がいりますが、「今すぐ動くこと」が、将来の自分を一番楽にしてくれます
おまけ:出張内容と、転職エージェントにどう評価されたか
当時の私はビジネスレベルの英語はありませんでした
そのため、現地についても会話が成立せず、私もお客さんもストレスMAX
さらに、慣れない仕事をなんとかやり遂げようとした私は、時差を活用した超過密スケジュールになっていました
- 8時~17時: 現場で顧客の激しい追求を受けながら、必死に単語を拾って事情聴取
- 18時〜24時: ホテルで状況を整理し、日本の先輩・上司に大量の質問を投げる
- 早朝(4時〜): 日本からの回答を英語に直し、不明点を再度日本側に問い合わせて出勤

「こんな仕事、ある程度英語が話せて、一度は経験のある人がやる仕事じゃ…」と強く思いましたし、実際そうでした
さらにやばいことに、出張中は特別ルールで残業代支給なし
ただ、スパルタではありますがこれ自体が教育でもあり、ちゃんとした教育をした上で出張させてくれない会社に入った自分も悪い
なにより、そこまで余裕のある会社ではないことも知ったうえで、転職も何もしなかった自分が悪いと思い至りました

いまさらこの経験が理由で会社が嫌いになって、転職するわけではありません
ただ、この経験は転職エージェントのウケも悪くなかったですし、「会社でもっとも辛かったことは?」という質問では最強のカードとなりました

コンサル転職という点においても、海外出張で厳しい環境の中でも、問題解決のための努力をして一定の結果を出せた、として評価されました
